31 5月 12

 永井豪先生とあさのあつこさんが『ヒストリエ』の中でとりわけ衝撃的だった場面として、生首が大蛇に呑み込まれるシーンを挙げ、壇上はこの話題で盛り上がりました。

 岩明先生は「生首を蛇に呑み込ませるさい、頭の側から呑み込ませるか、それとも首側からにするか迷ったけれど、やはり頭からのほうが喉を通りやすく蛇も呑み込みやすいだろうと思って、そうしました」「大きな物を呑み込むとき蛇は異様に大きく口を開けますが、そのとき蛇の鱗も合わせて拡大するのかどうかわかりませんでした。調べてみると、1枚1枚の鱗の大きさは変化せず、皮膚(粘膜?)の部分が伸びることがわかったので、そのように描きました」といった話を披露されました。


 あと、永井豪先生は、『ヒストリエ』では人が刺されたり斬られたりして死ぬ描写が抑制的である、という点に注目し、「我々の世代の漫画家だったら、こういうシーンはもっと派手に描きたくなる。でも岩明さんの描き方は、麻酔にかけられた状態の人間が刺されて殺されるようなクールな感じなんです」といった分析をされました。

手塚治虫文化賞贈呈式 - 藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記 (via toronei)

(katoyuuから)